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全日本宮古島トライアスロン大会2023

4月16日。


4年間待ちに待った宮古島トライアスロン大会に出場してきました。


佐渡に続いてロングは2戦目。


一定の条件をクリアした者が応募でき、尚且つ抽選で選ばれるという大人気の大会。


今年はコロナの影響もあり、コースが変更され、距離がロングよりも短くなってしまいました。


swim3kim bike123km run30km


ロングとミドルの間の距離。


物足りないですが、日本で一番大好きな場所での開催だよと自分に言い聞かせました。



宮古島の皆さんも総出で応援してくださる、暖かい大会。


どこへ行っても「選手の人?頑張ってね!」と声をかけられます。


宮古島大会の醍醐味は、透明度が高く、砂浜も魚もよく見えるスイムコース。


向かい風に対応すればいいだけの、ほぼフラットなバイクコース。


南の島特有の植物を感じるランニングコース。




今回は全力で行こうと決めていたので、前回とは注意するポイントを変えてみました。


1.行動食は自然食

内臓への負担を減らすために、エナジーゼリーなどは極力やめて、おにぎり、大福、味噌汁、梅干しを持参


2.エイドステーションに時間をかけない

あまりのんびり休むのはタイムロスになるので、必要なだけドリンクを補充


3.浮力のあるウェットスーツ

バトルで何かあっても浮いていられるROKAに変更


4.軽量化したヘルメット

長年使用したヘルメットの耐用年数がとっくに切れていて危ないので、軽いものを新調し、首負担を軽減


5.完治しなかった膝の怪我に対応したランニングシューズ

とにかく走りにくくて好きではないのですが、痛みが極力抑えられるように膝への負担を減らすシューズ


6.BIKEで足を使い過ぎない

思っている以上に立派な足になっているので、タイムを追いかけたい気持ちを抑えてRUNに繋げる


7.しっかりお通じは整えておく

前回はお腹パンパンのまま出場したので、前日までになるべく軽くしておく




普段は物に頼らないと豪語している私ですが、なんだかんだ経年劣化を理由に色々変えてしまいました。


そしてベストな状態で大会に臨めるよう、ピーキングもしっかり標準を合わせていきます。


でもやはり怪我はどうにも間に合いませんでした。


きっとそういう選手も多いのでは。


なので大会の途中で強い痛みが出ないよう、どこまで全力というチカラを出せるのかが課題でした。


圧倒的に練習不足のスイム。タイムをカバーするのに、バイクとランで巻き返さなければいけない。


なかなか思い通りの展開にはならず、残念ながら入賞すらできなかったのですが、


無事に完走し、膝の怪我は悪化しませんでした。


というか、膝ばかり気にしていたのが大誤算。


ランの途中で長年患っている梨状筋や臀筋まわりに激痛があり、思うように足が動かなくなってしまったのが残念でしたが


こういったこと1つ1つに冷静に対処して進んでいくのもトライアスロンの面白さなのです。





そんなこんなで、佐渡大会の時のように、競技終了後は生まれたての子鹿のように足がプルプルになるのかと想定していたのですが、大会後も翌日もほとんど通常通りに体が動くのを見ると、各競技に使うチカラをうまく配分できていなかったようです。


本当にロングは難しい!!!


もう誰だよこんな競技考えたのは!!!


こんな距離泳いで漕いで走っても、疲れない体になってしまった。。。


人間の適応能力って凄いですね。


なのにベストタイムが出せないんです。んもう!!!


そして佐渡トライアスロンの厳しさも改めて痛感しました。


ロングに挑戦したい方は、完走率90%を超える宮古島大会からスタートするとハードルが下がると思います。


沿道にも本当にたくさんの応援の方が暑い中声を上げて下さっていますし、エイドステーションのドリンクも補給食も豊富です。





今回の宮古島大会は、不思議と全く緊張しなくて、リラックスモードのまま当日を迎えることができました。


一番印象に残った自分の中の出来事は、スタートの時でした。


今まではゴールした時にタイムや順位に一喜一憂したり、そのしばらく後に達成感が湧いてきたりが醍醐味だったのですが、


今回はとにかく長く孤独なトレーニングを積んできて、ようやくようやくこのスタートに立てたという感慨深さが湧いてきたのです。


つまり、スタートに立てた時点で気持ちがゴールしてしまった。これは初めての体験でした。


なんとなく不完全燃焼で終わりましたが、ロングに対応できる体力があるのはわかったので、これから競技を変えてみようかな、と今は思っています。


#宮古島トライアスロン大会








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